てぃーだブログ › グルメライフ › 知性の本質?

2008年11月19日

知性の本質?

脳についての興味関心があり、茂木氏の本を読むと、「知性の本質は渋谷でナンパすることにある?」というタイトルがある。最近は日本人の知的レベルの低下も問題になっているが、頭がわるいわけではなく、脳はまだまだ健康だと言う。知性の定義については、難しいという。脳科学のなかでは「知性」をどう捉えるかというと、「コミュニケーションの能力」と言う。それはコミュニケーションの対象となっている相手が世界のなかで最も予想が難しいものだから、つまり他人の心というものは人間が向き合うもののなかで最も重要であり、最も予想しにくいものに入るからだと言う。知性の本質は、いかに予想が難しい新しい状況に柔軟に対応できるかということだからである。状況によって文脈が変わってもそれにあった形でちゃんと情報を発信したり受け取ったりする能力だと言う。ドリルで頭を鍛えても、新しい状況に対応する能力ははぐくまれないと言う。だから、あえて言うと、渋谷でナンパするほうがよっぽど知性の本質に近いと言う。要するにコミュニケーションの技術のほうがドリルよりも知性って言うものに近い。コミュニケーションは他人との関係性を通して劇的に変化していく。教育は人を変えるためにあるのに、いまの親は「人間は変えないで知識だけ与えてくれ」と言うがそれは違うのではないかと言う。この文章をみて、少しは分かる気もするが脳についての興味は尽きないものである。



Posted by ノブー at 23:46│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。