
2008年10月17日
社交ダンス
20代前半に友人と共に社交ダンスを試みたことがある。当時は教習所も少なく、少し混んでいた様に思う。若い軍作業上がりの男子教師にこれくらいも出来ないかと怒鳴られたことがあって、心がひどく傷ついたように憶えている。それ以来ダンスは避けて、関わらないようにしてきた。私が40代になって母親がダンスを習い始めて、妻を誘った。それから妻に誘われてダンスを習うことになるわけだけど、大分抵抗があった。社交ダンスは二人で踊るのだが、誰も下手な人とは踊りたくない。このことは心に大きな負担になり、非常にメンタルな要素が大きい。女性の先生と踊ると自分があたかも上手になった様で気分がいい。しかしこれは錯覚で他人と踊ると全くうまくいかない。ステップを必死に憶えても身体が上手く反応しない、リズムに乗れない、姿勢が悪い、リードが上手くいかない。これはダンスを楽しむ事から遠く離れていて、自己嫌悪と自信喪失につながり、その場から離れいくことが多いと思う。でもこのことを十分に理解したダンスの女教師に巡り合えば、下手な生徒を根気よく、忍耐強く、繰り返して、丁寧に教えられることで、自信と楽しさを感じることが出来るように思う。このことはダンスに限らず、教師の持っていなければならない資質で、自信と意欲をもたせる教え方が求められているように思う。上手に踊れることより、楽しく踊れるようになればと思ったりする。
Posted by ノブー at 23:51│Comments(0)